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銅の仲間たち

ようやく秋の気配が感じられるようになりましたが、今年の夏も台風やゲリラ豪雨・線状降水帯など雨による被害が多発しました。被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。

さて、担当筆者は前回、鉄と鋼についての話題を書かせていただきました。そこで今回は鉄鋼材料の次に当社が多く扱う金属として、「銅合金」について触れてみたいと思います。

「真鍮」「青銅」「白銅」など銅の仲間は、加工しやすい・錆びにくい・色が綺麗などの理由で装飾品・楽器・仏具などに広く使われてきました。ちなみに「真鍮」は5円玉、「青銅」は10円玉、「白銅」は100円玉といえば判りやすいと思います。(日本刀鑑賞が趣味の筆者にとっては「赤銅」や「四分一(しぶいち)」などの方が馴染みがありますが…。)現代において、銅は電気製品に無くてはならない材料となっています。また、リサイクル性も高いため、都市鉱山の一角としてサステイナブルな材料とも目されています。

当社の製品では、「錆びにくい」という性質を利用して水道バルブ関連の様々な部品の材料として、またブッシュやスリーブなど、銅合金の「柔らかい」という性質を利用した製品の材料として使用されています。柔らかいだけに、ぶつけたり落としたりしないよう、また温度による伸び縮みが大きいので加工寸法に気を付けるなど、鉄鋼材料とは違う意味で注意が必要な材料です。

当社の扱う材料として鋼・銅合金とご紹介いたしましたが、他にもステンレス鋼・アルミニウム合金・ニッケル合金など様々な材料を手掛けております。ご用命の際には是非お手伝いをさせていただきたく、よろしくお願い申し上げます。

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